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2007/04/23 (Mon) 19:55
NZドル/円 6対4でレンジの下値85円07銭を割り込む

 本日為替市場では日本の格上げ(米国格付け会社S&P、日本の長期ソブリン格付けと長期優先債券格付けを「AAマイナス」から「AA」に引き上げ)、持ち高調整による円買いを背景に日本円が堅調に推移した。NZドル/円は88円後半の水準から、一時は87円88銭まで下値を広げ、現在は88円を挟んでの取引が行われている。

 NZドル/円のみならず、現在のクロス円はがっちりと上値を抑えられており、先週末からは伸び悩む展開が続いている。NZドル/円は先週の上昇で97年5月高値を上抜き(88円13銭)、約16年ぶりの水準89円02銭まで上値を広げたが、膨らみ過ぎた過熱感をスルーとはいかず、先週末に一時的ではあるがクロス円全体が値を下げた。本日も日本の格上げをきっかけに調整が進みクロス円は全体的に値を落とした。

 先週の「NZドル/円 来週の見通し」の中で「来週序盤(25日まで)は下値85円07銭~上値89円02銭でのレンジ内相場になると予想している」とお伝えし、現在もその考えは変わってはいない。しかし、先週の時点ではレンジの抜け出す方向性が不透明だったが、本日の相場を見る限りでは6対4でレンジの下値85円07銭を割り込むと考えている。

 NZドル/円日足チャートの中でパラボリックは売りサインを示し、RSIは依然として高水準を指しているが、何より強いのはクロス円の上値の堅さである。その為、クロス円全体が調整に入る日が刻一刻と迫っていると言える。NZドル/円は下値85円07銭を割り込んだ場合は、84円前半付近を目指す展開が予想される。

2007/04/20 (Fri) 16:33
クロス円の調整の幕開け

 為替市場では昨日、買われ過ぎ過熱感に覆われていたクロス円を中心に調整が行われ、本日もその流れを引き継ぎユーロ/円は一時160円割れ、豪ドル/円は一時98円割れ、NZドル/円も一時は88円割れとなった。これまで口を酸っぱくしてお伝えしてきたクロス円の調整、その幕開けと言えるだろう。

 為替市場では3月の円キャリー解消売り以降、クロス円の異常なまでの上昇が目に付いた。ユーロ/円は史上最高値を再三に渡り更新し続け、ついには1998年10月高値162円42銭(ドイツマルク時代)まで上昇し、豪ドル/円も1997年5月以来となる100円に乗せた。NZドル/円に至っても2005年12月高値87円07銭をはるかに上回る89円02銭まで上昇し、21世紀始まって以来の高値を付けた。

 3月6日安値~今週高値までユーロ/円・豪ドル/円・NZドル/円は共に1150ポイント以上の上昇幅を生み出し、また豪ドル・NZドルは対ドルでも約17年来の高水準(豪ドル約17年 NZドル約25年)まで上昇している。これらを見ただけでも異常なまでのハイペースな上昇と受け取る事ができ、今回の上昇の裏側では確実に買われ過ぎ過熱感が膨らんでいた事が分かる。昨日の為替市場では日銀の5月利上げ観測が噂され、それによって今回の円買いが進んだと一部では言われているが、やはり今回のクロス円急落は買われ過ぎ過熱感以外の何ものでもない。

 今後のクロス円の展開としては、急に5円や10円といった大幅な調整は行われないだろう。確かに軟調気味な展開は予想出来るが、現在為替市場での円安に変わりは無い為、よほど日本円にとっての好材料が無い限り、下げ幅は限定的と考えている。しかし、昨日の為替市場で日銀5月利上げの話題が飛び出した為、来週予定されている(日)3月全国消費者物価指数の結果によっては、クロス円の一段安=大幅調整も考えられる。

2007/04/13 (Fri) 19:44
NZドル/円 G-7を控えての円売りポジション手仕舞いの結末

昨日の東京為替市場でNZドル/円は、高値警戒感からやや軟調気味な展開が続いた。更にニューヨーク為替市場ではトリシェECB総裁の「円はファンダメンタルズを反映すべき」との発言によって12日安値となる86円35銭まで下値を広げた。しかし、その後は絶対的金利差や、連動性の高い豪ドル/円の上昇を好材料とし、2005年12月高値となる87円07銭を目指す展開となり、本日は予想を大きく上回る(二)2月小売売上高指数(予想+0.5% 結果+1.9%)が発表されると87円07銭を突破し、一時は87円54銭にまで上値を広げた。

NZドル/円日足チャートを見ると、買われ過ぎ過熱感を示すRSIの水準は72に上昇、ストキャスティクスでは85でデットクロスを形成後、弱気な推移を継続、またボリンジャーバンドでも移動平均+2aに触れる状況にまで来ている。NZドル/円は87円07銭を突破した事で、一層買われ過ぎ過熱感は高まり、本日は87円54銭を付けた後、値を押し戻される展開となり、一時は87円台を割り込む場面も見られた。

本日はG-7が予定されており、円安・キャリートレードに関する議論は行われないとの見方が強いが、やはりG-7というビックイベントに目をつぶる事はできず、現在為替市場ではG-7を目前に控えての円売りポジション手仕舞いの動きが広がっている。恐らくこの流れは本日いっぱい継続すると考えられ、ドル/円・クロス円の上値は今週、むしろ今月一番と言っていいほど重いものになるだろう。その為、NZドル/円も下値を広げる可能性がある。

だがG-7の中で市場予想どおり円安に関わる議論が行われなかった場合は、今回の円売りポジション手仕舞いによる下落幅は、そのまま上昇幅として返ってくる可能性が高い為、来週初めに相場が大きく円安方向へ傾く可能性も否めない。

2007/04/09 (Mon) 19:51
ポンド/円 買い要因、売り要因共に均衡

ポンド/円は6日、米雇用統計の好結果によって上昇したドル/円の煽りを受けて、233円台から234円59銭まで値を押し上げたが、その好材料もすぐに消化され、上昇幅は限定的となった。本日に至っては日・米為替市場以外がほぼ休場という事で、動意の薄い展開が続いているが、東京為替市場から軟調気味な推移となっており、一時は234円14銭まで値を下げた。

ポンド/円は4日以降非常にボラティリティーに欠けた展開が続いており、ここ4営業日での変動幅は下値233円51銭~上値234円78銭と約120ポイントしかない。この変動幅の狭さはポンド/円にしては珍しく、ある意味不気味とも言える。先日の「ポンド/円 来週の見通し」でもお伝えした様に現在のポンド/円は買い要因、売り要因共に均衡している為、方向感が掴みづらい。また6日、本日共に欧州為替市場は、ほぼ休場という影響もあるだろう。したがって明日からの動向が非常に重要となってくる。

ポンド/円の今後としては、上昇地合がやや優勢と思われるものの、他クロス円が買われすぎ過熱感に覆われている為、その影響を受け上値が重い展開は継続するのでは、と現段階では考えている。したがって上値を伸ばしても2月6・13日のダブルボトム235円35銭付近、更なる上昇は一旦の調整を終えてからという可能性が高いと思われ、調整に入った場合は231円前半付近を目指す展開が予想される。

2007/04/03 (Tue) 12:41
ポンド/ドル 1.9750ドル突破後には15年来の高値

30日、21:30から23:00まで米国経済指標が立て続けに発表され(米)2月個人消費者支出価格(予想+0.2% 結果+0.3%)や、(米)シカゴ購買部協会景気指数(予想49.5 結果と61.7)等、おおむね市場予想を上回る結果を受け、ポンド/ドルは1.9657ドル付近から、一気に1.9545ドルまで下落した。しかしその後の(米)商務省「中国製一部輸入品に関税を課す方針」との発表を受けると為替市場はドル全面安となり、ポンド/ドルは先ほどの下落幅を取り戻し、更には1.9716ドルにまで上値を伸ばす展開を見せた。ポンド/ドルは本日、一旦は1.9662ドル付近まで値を押し戻されたが、ポンド/円の堅調ぶりに伴い、現在1.9730ドル付近で推移している。

ポンド/ドルの上値となっている1.9750ドル付近も、1月25日から中期的なレジスタンスラインとして、これまでポンド/ドルの上昇を拒んできた。1月25日以来計8回も機能しており、ポンド/ドルが1.9750ドルに近づくにつれ伸び悩み、そして反落としっかりと役割を果たしている。ポンド/ドル日足一目均衡表・転換線は水準を上げ、遅行線は雲を上抜け上昇圧力の強さを示している。またポンド/ドルは3月21日以降、下値1.9550ドル~上値1.9750ドルでのレンジ内相場が続いており、今回の上昇で1.9750ドルへのトライは3月21日以降だけで4回目となる為、これも上昇圧力を示す要因と言えるだろう。

ポンド/ドルが現在の上値1.9750ドルを明確に突破した場合は1.9840ドル付近、更には2007年高値1.9916ドルへのトライも考えられる。だが1.9916ドルは1992年9月以来の高値となっている為、1回、2回のトライで突破する事は不可能に近いだろう。したがって現在の上値1.9750ドルを突破して1.99ドル台へ突入しても、ほぼ100%値を戻される展開が待ち受けているだろう。

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